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デジカメ画像を思い通りに調整・プリントするページ。
自分で撮ったデジカメ画像を、思い通りの画像に仕上げ、プリントする方法。

最初に・・・
デジカメで撮った写真が「なんかへん。」「モニタと違う」って経験があると思います。
後者の「モニタと違う」の場合はモニタの色合い等がズレている場合もあるのですが、通常はデジタルカメラで撮影するとカメラが勝手に判断をして良い写真に仕上がるように処理をします。
そしてその画像をお店プリント等すると、今度はお店側(プリント側)でプリントに適した自動補正が掛けられます。
どーも 「なんかへん。」は、自動補正が関係しているようです。
確かに驚くほどキレイにプリントされる場合もありますし、その逆で「へん。」ってプリントもあるわけです。
安定してプリントをするためには自動補正を使わなければいいのですが、そーすると撮ったままの写真では良い写真がプリントされません。
そこで自分でレタッチソフトを使い、思い通りに調整した写真を自動補正無しでプリントすればいいのです。
それでもプリンタ自身の持つ色ズレは多少発生するんですけどね。
* 極めたい方は、モニタを調整し、プリンタのプロファイルを作成すると完璧。 * 別ページに詳細あり
必要なもの
・ パソコン (デジカメ画像を読込む周辺機器も含む) ・
正しい色を表現できるモニタ。
・
プリンタ (自分でプリントする場合) ・
画像レタッチソフト (フォトショップ(エレメンツ)や、ペイントショップなど)
* AdobeRGB環境の場合はすべての機器が対応している必要がありますのでここではsRGBをベースにした内容です。
ココではフォトショップで説明してますが、他のレタッチソフトでも考え方は同じです。
以下では2つの作業(レベル調整・トーンカーブ調整)で画像を調整していますので参考にしてください。
- レベル調整
画像はPS ver10 CS3 WIN
画像を開いてレベル補正クリック。 (フォトショップ以外のソフトでは以下コマンドの呼び方が異なるかもしれません)
チャンネルはRGBで。

この画像の場合、レベル(グラフ)の右側部分が、一番右側(255)に届いていません。
右側は明るい色の情報量部分で、ここには色情報が無いのでAのスライダーを、レベルの一番右側 1の赤線まで移動させます。
同じようにBのスライダーもレベルの一番左側 2の赤線まで移動させます。
右が結果
8bitで小さい画像を調整したり処理を繰り返すとすると、レベルに縦スジの入ったトーンジャンプと呼ばれる連続階調が崩れた状態になる場合があります。 この現象を防ぐには、データは16bitで必要以上の調整はしないことです。
■ 自動補正の場合
上記のような一連の作業を自動で行うコマンドがあります。 フォトショップの場合、自動補正(A)を使うと自動で補正してくれます。
デフォルトは各チャンネルのコントラストが調整されてしまいますので、思ったようなカラーにならない場合がありますから自動補正を使う場合はあらかじめオプション(T)で設定しましょう。
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* 自動カラー補正オプション
アルゴリズム = モノクロコントラストの強調にチェック
ターゲットカラーとクリッピング シャドウ・クリップ = 0.01 / ハイライト・クリップ = 0.1 (私の場合です)
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一定のレベルで複数枚の仕上げには自動補正が便利です。(もちろんバッチ処理も)
画像によっては飛ばしてもよいハイライトもあるでしょう。。そんな時は手動を使い自分好みで設定してください。
これでレベル調整は終わりです。 次にトーンカーブ調整。。。 - トーンカーブ調整
レベル調整を行うと画像がしまったような感じになりコントラストが増します。
画像によっては思った感じと違ってくる場合がありますのでトーンカーブで調整します。
* レベル補正の中間スライダーでも調整できますが、自分好みにするためにここではトーンカーブ。。

左がレベル調整前、右が調整後です。 くすんだ画像が若干明るくハッキリしましたね。
欲を言えばさくらの花がもっと明るい感じにできれば・・・

トーンカーブをクリック。

トーンカーブを使って自分の近いイメージに調整します。
フォトショップWINの場合は、トーンカーブを使用中にCtrlを押しながら画像上をクリックすると、トーンカーブ上にアンカーを作成出来ますので、どのくらいのレベルなのか確認できます。
上の例はハイ側を持ち上げ、ロー側を基準線から若干上がったくらいにしています。
カーブを山にすれば明るく、谷にすれば暗く、S字にすればコントラストが強く・・・
ただしあまり極端に調整すると写真ぽくなくなりますのでご注意を。
お店プリントの場合は、若干明るめの方がいい感じのプリントになるような・・・ だからと言ってロー側を上げすぎるとしまりの無い画像になってしまいます。

これでレベル・トーンカーブ調整の完成です。 2つの作業ですが左の元画像と右の調整後の画像では違いがはっきりです。
この他に彩度・色相・バランス等で細かく詰めて行けばなお良くなるでしょう。
花だけを明るくしたい場合は、マスクをかけるとか、フォトショップの場合は色の置き換え等を使うと可能です。
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ここまでが画像調整の基本です。
そこでどうすればキレイにプリントできるかをまとめてみます。
- 基本
モニタが正しい色を表現していることが大前提になります。 通常のPCモニタは写真を前提にしていないことが多いです。
モニタとプリントを限りなく近づけたい場合は、モニターが6500K、もしくは5000Kでキャリブレーション(調整)されてることが必要です。
* 6500Kとは明るい自然光の色温度、5000Kは平均的な室内照明の色温度とされているようです。 実際には5000Kは赤っぽく感じられ写真だけならいいですが、同じモニターでインターネットなども見ますよね。 WEBの標準は6500K / sRGBですので5000Kで調整してしまうとなんか変ですし、写真のお店プリントも6500K / sRGBですので私は6500Kの色温度に合わせています。

* 左はColorEdgeで測定器を使いハードキャリブレーション、中央・右画像はモニタ設定の表示で、右画像の表示はsRGBとなっていますが中央・右画像とも6500Kです。

本来でしたらColorEdge等のキャリブレーションできるモニタを使い、測定器を用いて調整するのですが、写真好きな方でもそこまでしている方は少数と思われますので、モニターが6500Kに設定できる場合は6500Kに合わせてください。
フォトショップをお使いの場合は、Adobe Gammaで、Macでしたらディスプレイキャリブレータアシスタントを使うと調整できますがちょっとコツが必要です。
合わせられない場合やもう少し正確にと思われる方は、1万円台でモニタのプロファイルを作り正しい色を表現できる測定器+ソフトも発売され、別ページ で紹介していますので興味のある方は参考にしてください。

そしてプリンターですが、思い通りのプリントに仕上げるためにはプリンターに色を合わせてあげる必要があります。
CMS(カラーマネージメントシステム)って聞いたことありますか?
上記に書いたモニタもそのひとつでモニターを基準の色で合わせ、プリンタをモニターと同じ色が出るように合わせ、スキャナや周辺機器もすべて同じ色になるようにマッチングさせることです。
実際にはプロファイルと言うカラー情報のファイルを機器ごとに作り合わせていきます。
----- 参考 --------------
このようにプリンタもプロファイルを作り色合わせすることが可能ですが、お店プリントの場合はお店のプリンターですから測定器を使えばプロファイルまでは作れますがその色情報を適用することが出来ません。
ですので・・・ フォトショップ等でお店プリントの色をシュミレートして画像自体をお店プリント専用にレタッチしてしまえば補正が可能になり自分好みのプリントをすることが出来ます。
* プリントプロファイルについては 別ページに詳細があり
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- お店プリントとインクジェットプリント
- お店プリント
お店プリント (いつも利用しているフジカラーデジカメプリント例) の場合、画像データの基本は6500K / sRGBになりますので、AdobeRGBは色表現が違うため思い通りのプリントになりません。
通常何もしないでプリントすると、フジカラーの Image Intelligence™ (詳しくはフジカラーサイトでご確認ください)と言う技術で自動補正されます。 優れた補正技術でキレイにプリントされてきますが、時には思ったようにプリントされない場合も・・・
■ 補正比較
オリジナルJPGを使い、フジカラーImage Intelligence™ は、デジカメ プロフェッショナル・プリント2 で補正した例。
ふぉとさいくは、レベルとトーンカーブのみで補正。 上段の画像は、画像調整で使用・調整した画像です。
(* サムネールクリックで別窓500px / ゴミつきがありますが見てないことで・・・)
1、オリジナル画像 2、フジカラー
Image Intelligence™3、ふぉとさいく
レベル・トーンカーブ調整のみ








フジカラーの自動補正もキレイに補正されてるのがわかりますが、ドーも私好みではないのです
これを回避するには自分で画像を作り、お店プリントの自動補正をしないことです。
私個人の意見としては、トーンカーブをちょっと持ち上げたくらい(気持ち明るめ)で彩度もちょっとプラス目がいい感じになってる気がします。 あまりロー側を持ち上げてしまうとしまりが無くなって良くないですけど・・・
あと気が付く点は、特に赤系がくすんだ感じに再現されることが多いです。 実際にプリントからプロファイルを作りフォトショップで色の校正から色域外警告表示を見ると表現されない部分が表示されています。
お店プリントのまとめ
- モニタをsRGB 6500Kに
- 解像度は300dpi以上 (300dpi以上はファイルが大きくなるだけで画質はあまり変わりません)
- 自分好みの画像調整を行い、プリント用画像には適度にシャープ調整を行う
* フジカラーのお店プリントの場合は若干明るめに彩度も若干プラスがいいかも。
気持ち赤がかぶったように出る傾向があるのと赤系がコモったように出るので自分好みで調整を・・・
(あくまでも補正無しを条件とした私の意見です) - プリント依頼時は、自動補正なし。
* ネットプリントの参考
フジカラーの場合は、【色補正を変更】色補正は「特殊用途向け:色補正なし」にしてください。 - 何度かプリントしてクセをつかんでください。

余談ですが、上に補正比較で出てきた デジカメ プロフェッショナル・プリント2 ってソフトがあるのですが、このソフト Image Intelligence™ を使った自動補正がかけられるのです。
この自動補正の雰囲気が知りたくてかなり前に購入したのですが、プリントの雰囲気がちゃんと補正されて出てくるんです。
写真によってはかなり補正されているのがわかります。 - インクジェットプリント
現在販売されている写真画質プリンターはほんとキレイですね。
テキスト等が入った画像等はインクジェットがキレイで使いやすく、個人的には画像を作りインクジェットプリンタで出力したものが一番キレイにプリントされると思います。
ではなぜお店プリントをするのか?
フジカラーなどの場合、基本的に全国標準でどこのお店でも近い出力が期待できるからが一番の理由です。
自宅プリントの場合は、自宅でお使いのハードに頼りますので自宅 = 標準とは限りません。
自宅 = 標準にしたい場合は、すべてのハードのキャリブレーション、マッチングを行わなければなりません。

インクジェットプリンタの違い
- 染料プリンタは発色の良いプリンタでオートでもキレイな写真をプリントしてくれます。
イメージとしてはインクが用紙に染込んでプリントされてる感じ。 色あせ等保存性が良くないと言われてますが、メーカー発表の記事を読んでいるとかなり耐紫外線・耐オゾン技術が進んでいるようで保存性が悪いとも言えなくなっています。
プリントしてから1日程度置かないと安定しません。 - 顔料プリンタは、色あせや水濡れに強いプリンタですが発色性や光沢感が・・・
こちらのプリンタのイメージは、インクを用紙の上に吹きつけて用紙の上に載せる感じ。
どちらのプリンタも使っているのですが、シャープなのは顔料プリンタです。 比べてよくわかります。
おそらく顔料は滲まないからシャープなんでしょうね。 思ったとおりに色が出たときは顔料は最高です。
数年前のEpson PX-G5000でプリントしたものが飾ってありますが色落等はあまり感じられず良い状態を保っています。
ただこの PX-G5000はクセもので仕上がりと同じくらいのテストプリントを行いましたね。 思った色がなかなかでないんです・・・
現在はG5300になっていますがこちらは以外に普通にプリント出来ています。 インクとドライバの差でしょうか??
顔料プリンターは、短時間で安定しますので早いプリント確認が可能です。

インクジェットプリンタでキレイにプリントする方法。
- 基本的には、お店プリント変わりなくモニタを合わせる事と画像調整。
モニタをsRGB 6500Kに合わせられる場合は、sRGB 6500Kに - 解像度は300dpi以上
- 自分好みの画像調整を行い、プリント用画像には適度にシャープ調整を行う
- プリンターの設定について。
いつもの設定・オート設定等で思ったようにプリントされる場合はあえて設定を変える必要はありません。
「なんか違う。」と思われる場合は一度下記の設定で試してください。
* 用紙設定・印刷品質等の設定を行ってから色補正の設定で・・・
例) WIN / エプソン
■ WIN
色調整をドライバによる色補正・自動補正などから 【 ICM 】 にチェックを入れてプリントしてみてください。
( 詳しくはお使いのプリンタの取説をご参照ください )
■ MAC
色調整をドライバによる色補正・自動補正などから 【 ColorSync 】 にチェックを入れてプリントしてみてください。
( 詳しくはお使いのプリンタの取説をご参照ください )
上記の設定でプリントすると、PCシステムの色補正(WIN/MACのカラーマネージメントシステム)でプリントされます。 - フォトショップからプリントする場合
A, プリンター側でカラー管理を行う場合は上記4と同じです。
PS ver10 CS3 WIN
B, フォトショップ側でカラー管理を行う場合は、適したプロファイルを選択してプリントします。
ここで自分のプリンターと用紙種類のプロファイルを作ってフォトショップで指定する事も・・・ * 別ページ参照
■ フォトショップでプリント時の注意 ***
・ フォトショップでカラー管理をしてプリントする場合
フォトショップでマネージメント(プロファイル選択)を行う場合はプリンタ側の色補正はナシです。
・ プリンタ側で色補正を行う場合
フォトショップ側は色補正なし(プリンター側で色管理)です。
ここを間違うとトンでもない色でプリントされます。
- 染料プリンタは発色の良いプリンタでオートでもキレイな写真をプリントしてくれます。
- お店プリント
参考になりましたでしょうか
画像レタッチやプリントの場合、モニタ表示がすべての基本になりますので、もし資金的に余裕があるようでしたらモニターキャリブレーターをオススメします。 1万円台からあります。。
その調整機器やもう少しマニアックな内容は 次のページへ
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