
[ Lesson1 ]
デジカメ画像を調整・プリントするページ。
画像の調整・プリントについて
■「ふぉとさいく」でお渡ししている仕上げ調整されていないデータをお持ちの方も参考にしてください。

画像の調整について
最初に必要な環境。。
1、正しい色を表現できるモニタ。(これが意外と難しい。。)
2、画像レタッチソフト (フォトショップ(エレメンツ)やペイントショップなど、レベル調整やトーンカーブ等が扱えるモノ)
* AdobeRGB環境の場合はすべての機器が対応している必要があります。
* このページではフォトショップで説明してますが、他のレタッチソフトでも考え方は同じですのでお使いのソフトに置き換えてください。
- 正しい色を表現できるモニタ
意外と感心のないモニタ。 カメラやレタッチソフトのことは良く聞かれますがモニタについて質問を受けることは少ないです。
画像を見ているのはモニタですのでここがズレているとすべてズレる事になります。 - モニタ本体の調整 (基本)
モニタにもよりますが明るさ・コントラスト等の調整ができますよね。

その中で色温度5000K・6500K・9300K・写真などと設定できるかどうか取扱い説明書やモニタの設定画面から探してみてください。 設定できる場合は、6500Kまたは、写真などのモードを選んでください。
(お店プリントやWEB標準が6500K/sRGBとしているからです。 印刷関係のお仕事をしている方は5000K標準ですがちょっと赤っぽく表示されインターネット等では違和感があるでしょう)
- ソフトを使った方法 (Mac環境やフォトショップ環境の方)
< Adobe
< Mac
Macをお使いの方は「ディスプレイキャリブレータアシスタント」を使ってモニター調整が可能です (ディスプレイ > カラー) ただ詳細に設定する場合はちょっとコツが必要で、目を細めたりするとわかり易いと言いますがやればやるほど混乱してくるのは私だけでしょうか・・・ フォトショップをお使いの方は付属の「AdobeGamma」を使って調整が可能ですが雰囲気はMacと同じでこちらもコツを必要とします。
両者ともモニタ用のプロファイル(色情報ファイル)を作ってモニター表示に使用するものでモニター本体ではなくソフト側で調整しているものです。 ソフトを使った調整にはこのような目視によるものと、下記に紹介する測定器を使ったタイプや、測定器とソフトとを使いモニタ本体を調整してしまうハードキャリブレーションと言うモノもあります。
- 測定器を使った方法 (マニアック編)
一番確実なのが測定器を使うこの方法。 目視ではないので正確な調整が可能です。
しかも測定器をセットして情報入力をすればあとはソフトが勝手に測定してモニタ用プロファイルを作り、PC起動時にプロファイルを読込みモニタを補正してくれます。
Spyder3 EXPRESS
簡単に写真・WEB用に最適化するなら 6500K/ネイティブ・ガンマ2.2専用キャリブレータ / お手頃価格もうれしいですね。
* EIZO ColorNavigatorの測定器としてご検討されている方はプチ情報がありますのでお問い合せください。(2010/05/10現在)


←現在の「ふぉとさいく」お仕事用モニタ(ColorEdge CE210W + DTP94)
残念ながら販売終了モデル。 もう少しお安いとうれしいですね。。
本格的に行うならこのタイプがオススメ 。
ハード(モニタ)自体をキャリブレーションします。
* ColorEdge ColorNavigator を使って
ガンマ:2.2、白色点:6500K、輝度:100cdに調整したCE210Wモニタの調整結果 - 画像レタッチソフトを使った調整
■「ふぉとさいく」でお渡ししている仕上げ調整されていないデータをお持ちの方、ここを参考にしてください。
** 仕上げ画像相当の調整が出来ます。。
フォトショップ(エレメンツ)やペイントショップなど、レベル調整やトーンカーブ等が扱えるレタッチソフトが必要です。
WIN環境の方は、FREEで 「GIMP」 というフリーらしからぬ優れたソフトも。 * 日本語も対応してますよ(ページは英語)
** Download GIMP 2.6.8 – Installer for Windows XP SP2 or later (2010/04/01現在)
** GIMPのダウンロード・インストール方法については 「 GIMP2 」 で検索すると見つかります。
これらのレタッチソフトを使い 「レベル調整」 「トーンカーブ」 「各種調整」についてご紹介します。
調整サンプルはこの2画像
現在のヒストグラム
** 適正露出で撮影した元画像 (適正露出のため白バックはグレーに・・) - レベル調整 ** ふぉとさいくでお渡ししている全JPGデータはレベル調整(1番の項目)まで行っています。
レタッチソフトに 「ヒストグラム」という画像の色情報を見るグラフがあります。 このグラフをチャンネル「RGB」で見ると画像の中の明るさの割合がわかります。 山になっている部分がその明るさの色の情報量になり、理想は中央を中心に山型になるとイイらしいですがこの画像は白バックで撮影していますので理想の形ではないですね。
* 上画像ヒストグラム右側の高い山の部分が白バックの「白」の部分になります。
<<調整>> このレベルを見て最初にすることは、両サイドに山のない空白の部分があります。
ここには色情報がありませんので、その部分をレベルスライダーを使って無くします。
レベル補正 (チャンネルはRGBで)


上ヒストグラム画像の下部分にある三角のスライダーを山が始まるA/B位置までスライドさせて 「OK」。
右の犬の画像は明るく引締まった画像になりました。
左のカラーチャートの画像は白バックよりも明るい部分が風船部分に写り込んでいますので白バックの明るい部分を強調出来ずにハッキリしない画像のままです。
* 赤い数字(L237 / L250)は白バックの参考RGB値です。(0~255で表現し、255が明るい側。 255は色情報の無い白く飛んだ状態です。 逆に0は黒くつぶれた状態です。) - トーンカーブ調整
トーンカーブ調整は特定部分の色や明暗を調整することが出来ます。
明るい部分をもっと明るくとか、暗い部分を明るくとか。
<<調整>> レベル調整を行うと画像が引締まったようにコントラストが増し全体に暗くなった感じに・・・ そこでトーンカーブで自分好みに調整をします。 下の調整画像では白バックをより白く、全体も明るく調整しています。
右側山部分Aをさらに上に持ち上げ中間部分Bで雰囲気を作っています。
白バックのRGB値は白とび寸前の「253」、ちなみにこのページの背景は255(#FFFFFF)です。
極端なカーブを描くと写真っぽくなくなりますのでご注意を。。 (意図してする場合はお好みで)
トーンカーブ (チャンネルはRGBで)



A部分は限りなく「255」へ近づき、左カラーチャートの画像では風船の明るい部分は白飛びしています。
トーンカーブは自分の思っている雰囲気で調整してみて下さいね。 自動では出来ない自分らしい画像になります。 - 各種調整をして仕上げ
お好みで、色相、彩度 ・・・・を調整して仕上げてみて下さい。
調整前
→
調整後
調整前
→
調整後
** 最後に色相・彩度・トーンカーブ調整を行いました。
** 8bitで編集を行うとヒストグラムが歯抜け状態のようなトーンジャンプをおこします。 回避するには16bitで作業して作業工程を最小限にしてください。 - 参考 補正比較
■ 補正比較 フジカラーImage Intelligence™ と ふぉとさいく / *手動
* フジカラーImage Intelligence™ は、デジカメ プロフェッショナル・プリント2 で補正した例。
* ふぉとさいくは、レベルとトーンカーブのみで補正。
1、オリジナル画像 2、フジカラー
Image Intelligence™3、ふぉとさいく
レベル・トーンカーブ調整のみ








このように補正次第で画像の雰囲気が大きく変わってきますので、自分らしいオリジナルの1枚に挑戦してみてください。
* 画像調整を行った画像は、インクジェットプリント時は オート・・・等の自動補正はしないで 【ICM】 【ColorSync】 【手動設定】等適切な設定でプリントしてください。 お店プリントの場合も 【色補正無し】でプリントしてください。

ここまでが画像調整の基本です。

写真をプリントすると「え~~!」って思うことが多いと思います。 そこでどうすればキレイにプリントできるかをまとめてみます。
- 基本
インクジェットプリンタには2タイプのインクがあります。
- 染料プリンタは発色の良いプリンタでオートでもキレイな写真をプリントしてくれます。
イメージとしてはインクが用紙に染込んでプリントされてる感じ。 色あせ等保存性が良くないと言われてますが、メーカー発表の記事を読んでいるとかなり耐紫外線・耐オゾン技術が進んでいるようで保存性が悪いとも言えなくなっています。
プリントしてから1日程度置かないと安定しません。 - 顔料プリンタは、色あせや水濡れに強いプリンタですが発色性や光沢感が・・・
こちらのプリンタのイメージは、インクを用紙の上に吹きつけて用紙の上に載せる感じ。
どちらのプリンタも使っているのですが、シャープなのは顔料プリンタです。 比べてよくわかります。
おそらく顔料は滲まないからシャープなんでしょうね。 思ったとおりに色が出たときは顔料は最高です。
数年前のEpson PX-G5000でプリントしたものが飾ってありますが色落等はあまり感じられず良い状態を保っています。
ただこの PX-G5000はクセもので仕上がりと同じくらいのテストプリントを行いましたね。 思った色がなかなかでないんです・・・
現在はG5300になっていますがこちらは以外に普通にプリント出来ています。 インクとドライバの差でしょうか??
顔料プリンターは、短時間で安定しますので早いプリント確認が可能です。
- 染料プリンタは発色の良いプリンタでオートでもキレイな写真をプリントしてくれます。
- プリンタのプロファイルについて
思い通りのプリントに仕上げるためにはプリンターとモニタの色を合わせる必要があります。
CMS(カラーマネージメントシステム)って聞いたことありますか?
簡単に言えばPCと周辺機器を同じ色になるようにマッチングさせることです。
実際にはプロファイルと言うカラー情報のファイルを機器ごとに作り合わせていきます。
インクジェットプリントを自動設定で行うと、プリンタに用意された各種プロファイルをプリンタが自動で設定してプリントします。
さらに自動補正が掛けられ意図しないプリントになる場合も・・・
自分で画像調整をし安定して同じ色をプリントしたい場合は、オート・・・のような自動設定を使わないのが一番。
■ 試しに以下の方法でプリントしてみて下さい。(オートではないプリント)- プリントする画像を用意します。
(sRGBの画像を用意してください (通常はsRGBですがAdobeRGBを利用できるカメラもありますのでご注意ください) - いつも写真プリントするように用紙などの設定を行います。
その際に・・・
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例) WIN / エプソン
■ WIN
プリントの色調整をドライバによる色補正・自動補正などから 【 ICM 】 にチェックを入れてプリントしてみてください。
( 詳しくはお使いのプリンタの取説をご参照ください )
■ MAC
プリントの色調整をドライバによる色補正・自動補正などから 【 ColorSync 】 にチェックを入れてプリントしてみてください。
( 詳しくはお使いのプリンタの取説をご参照ください )
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上記の設定でプリントすると、PCシステムの色補正(WIN/MACのカラーマネージメントシステム)でプリントされます。
● 自動補正の掛からないシステムを利用したプリントになりますので、この設定とプリント色を基本にすると画像調整が楽になるでしょう。
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** フォトショップからのプリントの場合はご注意ください。
上記の場合プリンタ側でカラー管理を行いますので、フォトショップのカラーマネージメントは「プリンタによるカラー管理」です。
例)PS CS3 / WIN

- プリントプロファイルが用意されてる場合
各用紙用にプリントプロファイルが用意されてる場合があります。
その場合はフォトショップなどのカラーマネージメントを行えるソフトからプロファイルを指定してプリント出来ます。
例)PS CS3 / WIN
今度はフォトショップ側でカラー管理を行いますので「フォトショップによるカラー管理」でプリントを行います。
プリンタプロファイルの欄に使用するプロファイルを指定します。
<重要> プリント時はプリンタのドライバ設定は「色補正無し」でプリントします。
** フォトショップをお使いの場合はカラーマネージメントのカラー処理とプリンタの色補正を正しく設定しないと間違った色でプリントされますのでご注意ください。
- プリントプロファイルの作成
測定器とソフトを使ってプロファイルを作成することも可能です。
自分で作成することによりプロファイルの用意されていない用紙や個々のプリンタ性能のバラツキにも対応できます。
datacolor Spyder3PrintSR / 作成したプロファイルの修正も可能
測定用 Easyカラーチャート /

- プリントする画像を用意します。
- もっとも簡単なプリント調整法
本意ではないのですが・・・ プリンタドライバの色補正を使います。
例) エプソンプリンタ
エプソンを例にすると、
適切な用紙種類等を設定し、ユーザー色補正 > 手動設定(EPSON基準色 ガンマ2.2)をいつも使うようにします。
このように自動補正の掛からないいつも同じ設定を使うことで、ズレるパターンが出てくると思います。
赤っぽく出るとか・暗いとか・・・ その部分をプリンタの設定を使って補正するのが一番簡単で費用も掛かりません。
このプリンタ色補正の場合は、カラーサークルかスライドバーを選んで調整です。
何枚か設定していくうちにコツをつかんでくると思いますのでチャレンジしてください。
- 参考 プリントの色再現について
- お店プリントのシュミレート
お店プリントではプリンター設定は「補正あり/なし」くらいしか選択出来ませんよね。
お店プリント(フジカラーデジカメプリント / フロンティア)のシュミレート比較。
左)オリジナル画像 / 右)フジカラーシュミレート左)オリジナル画像 / 右)フジカラーシュミレート
同じ画像の右側がフジカラーのデジカメプリントをシュミレートしたものですが、一番わかりやすいのが赤系のコモったような感じで原色系の鮮やかな色もパッとしません。 鮮やかさが無いためか全体のトーンが暗く、若干赤っぽくかぶっているように表現されているのがわかります。
- 3つのプロファイルシュミレート
3つのプリントプロファイルでフォトショップの色域外警告を使って確認したらドーなるのだろう? と試してみました。



* フジカラー用プロファイル <作成> * JapanColor2001Coated <PS> * G5300用プロファイル <作成> 
結果は想像の通り、なんかパッとしない箇所がグレーゾーンに・・・
* グレーの部分は 「このプロファイルではほんとの色が出ませんよ」 という部分
逆に、如何にこの部分をカバーして全体を雰囲気良く仕上げるかが腕の見せ所ですね。
* プロファイル作成は、datacolor spyder3print (中央の画像は除く) * ページ内を参考に
- お店プリントのシュミレート
参考になりましたでしょうか
とりあえずここまでで。。
ご不明な点やご質問等は、メールフォーム より受付けております。
私のわかる範囲でご回答しておりますのでお手柔らかにお願い致します(笑)
** DataColor社の国内取扱いが4月よりマンフロット株式会社に変更されました。
当分の間ページ内の[Datacolor Spyderシリーズ]のリンクを外しますので興味のある方はご自身で検索をお願いします。
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